2025年5月、岡山西納税貯蓄組合連合会では、岡山市内の9校の小学校にて租税教室を開催しました。未来を担う子どもたちに「税の大切さ」「社会を支える仕組み」「なぜ税が必要なのか」を伝えるこの取り組みは、毎年継続して行われており、今年も各地で多くの学びと発見がありました。
授業では、税の基本的な役割や身近な使い道を、スライドや模型、映像を使ってわかりやすく解説。児童たちは真剣なまなざしで講師の話を聞き、積極的に質問をする姿も見られました。講師陣は、地域で活躍する当組合会員が務め、丁寧に子どもたちと向き合いました。税金が身近な暮らしにどのように役立っているかを学び、未来の納税者としての意識を芽生えさせる貴重な機会となりました。
講師メッセージ:高橋ゆかりさん
納税貯蓄組合連合会の活動の一環として、約10年間にわたり租税教室を担当させていただいております。この活動を通じて、改めて「税」というものが、私たちの暮らしにどれほど深く関わっているのかを、伝えることの大切さを実感しています。
初めて教室に立ったときは、子どもたちに税の仕組みや必要性をどう伝えたらいいのか悩みましたが、回を重ねるごとに、税を通して“社会の仕組み”や“支え合いの心”を伝える場でもあると感じるようになりました。
特に印象的だったのは、小学生からの「税金がなくなったらどうなるの?」という素朴な質問に対し、「みんなの安全や生活の基盤が守れなくなるんだよ」と答えたときの、子どもたちの真剣なまなざしでした。その瞬間、ただの“授業”ではなく、未来を担う子どもたちへの“大切なメッセージ”を託しているのだと気づかされました。税金は義務でありながらも、誰かのために使われるという「思いやりの循環」でもある――このことを、これからも伝えていきたいと思っています。今後も地域社会の一員として、租税教育に真摯に取り組んでまいります。
令和7年6月9日
高橋 ゆかり

岡山西納税貯蓄組合連合会では、今後も租税教育活動を通じて、地域社会の一員として子どもたちの健やかな成長と公民意識の醸成に貢献してまいります。
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コメント
今期も大勢の講師の方に参加していただきありがとうございます。
何事も継続して行うことが大切だと思います、引き続きの協力お願いします。
毎年子供たちは変わっていきます、変わらずお願いします。